モデルのバリエーション
対話型論証モデルを実際に使っていくなかで、いくつかのバリエーションが生まれてきました。ここでは、そのうちの2つ(ver. 3とver.4)をご紹介します。
対話型論証モデル(ver. 3)
自分の主張だけでなく、対立する(異なる)主張にも、根拠(事実・データと論拠・理由づけ)があります。それを明示したのが「対話型論証(ver. 3)」です。「主張←仮説」としたのは、多くの場合、主張が最初は仮説であることがわかりやすいようにするためです。
自分の主張から相手の主張に「反駁」を加えますが、その上で、最終的な「結論・提言」が相手の主張もふまえて導かれることを実線と点線で表しています。
対話型論証モデル(ver. 4)
このver. 3と似ているのですが、「主張←仮説」と「事実・データ」をつなぐ双方向の矢印の上に「方法」を組み込んだのが、「対話型論証(ver. 4)」です。
総合的な探究では、インタビュー調査や質問紙調査などの方法がよく使われます。