探究の雛形スライドを活用する

 探究は、対話型論証モデルの一つひとつの枠に相当するスライドに沿って探究を進めていきます。第9章1節の図9.1.1および図9.1.2「対話型論証モデルによる探究チャートのポイント」を参照しつつ、探究を進めていきましょう。

■ 対話型論証モデルですすめる探究の雛形スライド

記入のポイント

 一つひとつのスライドができたら、その要約を「探究チャート」に記入してください。探究を進めていると様々な情報が集まり、いつの間にか論点がズレたり、論点を見失ったりしがちですが、探究チャートに概要をまとめながら探究を進めることで、論点を整理したり、論理の整合性を意識したりすることができます。

調査探究のポイント

 インタビュー調査とアンケート調査を実施する場合、どのような調査を行うのか(手続き、調査対象、項目)を意識することがとくに重要になります。
 インタビューの際に調査対象者へ個別にアポ(アポイントメントの略)を取る際のメール例及び実際のインタビューガイドの例をダウンローできます。また、アンケート調査をインターネット上で実施する際のポイントもダウンロード可能です。

情報カードの書き方

 探究の過程で得られた情報は、情報カードに整理します。情報カードに事実・データを正確に記録しておくことで、後で読み直したり、引用文献リストを作成したりする際に役立ちます。

 情報カードには、以下の点をメモします。

  • 書籍・論文、Webサイトの著者名
  • 書名・論文名(タイトル)
  • 発行所名(書籍・論文の場合)/URL(Webサイトの場合)
  • 出版年など(書籍・論文の場合)/検索日(オンライン上の資料の場合)
  • 内容の要約・引用

 

 情報カードと、その記入例はこちらからダウンロードできます。